Ep.2 7匹の子ヤギ

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お母さんヤギが出かけ、子ヤギたちはそれぞれに好きな筋トレを始めました。 それから数分後のことです。 コンコン 「!!」 子ヤギたちに緊張が走りました。 お母さんヤギは、鍵を持っているのでノックをする必要がありません。 「お、おおかみかな?」 「よし、にいちゃんが相手する」 イチがドアの前に立ち、対応することになりました。 「誰ですか?」 「お母さんよ。開けてちょうだい」 聞こえてきたのはひどくしゃがれた声でした。 「お母さんはそんな声じゃない!お前おおかみだな!あっちいけ!」 「くそう!」 おおかみは退散しました。 「にいちゃんすごいや!」 「かっこいい!」 「そんなに褒めるなよ~」 その日はそれ以降おおかみが来ることはなく、無事お留守番をやり遂げました。 しかし、それから毎日おおかみがやってくるようになってしまいました。
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