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お母さんヤギが出かけ、子ヤギたちはそれぞれに好きな筋トレを始めました。
それから数分後のことです。
コンコン
「!!」
子ヤギたちに緊張が走りました。
お母さんヤギは、鍵を持っているのでノックをする必要がありません。
「お、おおかみかな?」
「よし、にいちゃんが相手する」
イチがドアの前に立ち、対応することになりました。
「誰ですか?」
「お母さんよ。開けてちょうだい」
聞こえてきたのはひどくしゃがれた声でした。
「お母さんはそんな声じゃない!お前おおかみだな!あっちいけ!」
「くそう!」
おおかみは退散しました。
「にいちゃんすごいや!」
「かっこいい!」
「そんなに褒めるなよ~」
その日はそれ以降おおかみが来ることはなく、無事お留守番をやり遂げました。
しかし、それから毎日おおかみがやってくるようになってしまいました。
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