Ep.2 7匹の子ヤギ

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「お母さんだよ。きれいな声だろう?開けてくれ」 おおかみはチョークを食べて声を高くしてきました。 「うそだ!下の隙間から見える足が黒い毛だ!お母さんは真っ白なんだ!」 そう言って追い返すと、翌日には足に粉をかけてやってきました。 追い返しては翌日来るの流れが出来てしまい、子ヤギたちは困ってしまいました。 「にいちゃん、おおかみがしつこいよ」 「うーん…迷惑だよなぁ。どうしようか」 「やっつけちゃえ」 「そうだよ。僕たち全員でかかったらおおかみなんかコテンパンだよ」 「そうだそうだ!」 イチは、みんなの言葉を聞いておおかみをやっつけることにしました。 「にいちゃん、僕はやめたほうがいいと思うよ…」 イチを止めたのは末っ子のセブンでした。 「臆病者だなセブンは。じゃあお前は柱時計に隠れてろ」 イチはセブンの言う事を聞きませんでした。
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