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あるところに赤ずきんと呼ばれる女の子がいました。
年は7歳くらいで、とても可愛らしくみんなに愛されて育ちました。
とても可愛らしかったため、心配になった周りの大人は赤ずきんに色々と注意をすることを教えました。
そのため、年齢に似合わずとてもしっかりとした少女に成長しておりました。
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「赤ずきん、悪いんだけど森のお家のおばあさんの家に届け物をしてくれない?」
家事で手を離せないお母さんは赤ずきんにおつかいを頼みました。
「わかったわ。準備をするから待ってて」
赤ずきんは、いつも被っている赤いずきんのほかに防犯ブザー・防犯スプレー・GPS付きのキーホルダーを用意しました。
「森の中には悪いおおかみがいるから気をつけてね」
「お母さん、そう注意するなら私だけで行けなんて言わなければいいじゃない。おばあさんも森のお家に1人でいるおばあさんもかわいそうだし、一緒に住めばいいのに」
赤ずきんは、まだ嫁姑問題を勘づく年頃ではありませんでした。
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