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「はい、わかりました、お父様。ソフィ、勇者様をエスコートして差し上げよう。」
「はい、御兄様。勇者様……お名前は…?なんとお呼びすれば良いでしょうか?」
「え?あぁ、僕の名前は時喰 漆だよ。宜しく?」
「トキクイウルシ様?」
「あぁ、ここはそうか、ウルシ・トキクイって言った方がいいかな?ウルシが名前だよ。」
「ウルシ様がですね!!ささ!!ウルシ様、こちらへ!!」
「ソフィは早速、勇者様にベッタリだな。」
レオンと呼ばれた方がお兄さんみたいだ。
ソフィさんより落ち着いている。
「ウルシ様、我々がこの国を案内します。私はレオンハルト。こちらが妹のソフィアでございます。どうぞ御見知りおきを。」
「は、はぁ…」
僕は彼らに手を引かれるまま、教会のような場所をあとにした。
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