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「良かったら一緒に帰らない?」
「勿論だよ!!」
「良かった。」
(相変わらず可愛すぎだよひまわりちゃん!!!)
二人は階段を降り始めた。
四月一日は先程より機嫌が良くなっているようだ。
顔がニヤけている。
「あっ!百目鬼君!」
「げっ!!!」
四月一日のテンションは一気に下がった。
「よっ…」
「百目鬼君も今帰りなの?」
「ああ」
ひまわりと百目鬼が話しているのを見て四月一日は思い切り怒鳴った。
「何でお前が出てくるんだよ!!!」
「たまたま会っただけだろ。」
(ぐわぁぁぁぁ!!ムカツク!!せっかくひまわりちゃんと話してたのに!!コイツはわざとやってるのか?!)
「百目鬼君も一緒に帰ろうよ。」
(えぇぇ!!ひまわりちゃぁんそんな奴ほっとけばいいのにぃ。)
四月一日はニコニコと可愛く笑っているひまわりを見ながら涙を流す。
そしてギロリと百目鬼を睨むが…
「ああ。」
睨まれている事に気付かずあっさり返事。
「やっぱ、ムカツクゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」
「あんまり独り言言ってると怪しまれるぞ。」
「怪しまれるかよ!!」
びしりと突っ込み。
「いや、もう遅いか。」
「何だとぉぉぉぉぉ!!!」
「ふふ…相変わらず仲良しだね二人とも」
「違うよひまわりちゃぁん」
笑顔で言うひまわりに泣きながら否定する。
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