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喫茶店『peacecafe』を経営する、佐藤謙次25歳、独身。ある日、仕入れ先から帰る途中、鎌状の腕を持つカマキリのような怪人に襲われる。
追い詰められ命の危機に瀕したその時、赤い鎧のような装甲に覆われた謎の人物に助けられた。怪人を倒した人物はなにも言わず、颯爽と立ち去りその場には謙次のみ残された。
数日後の休日。友人の三島陽希と共に気晴らしに繁華街を出歩いていると、鳥の怪人が人々を襲っている所に遭遇。咄嗟に陽希が飛び出し襲われていた子供を庇った。
怪人の爪が陽希に迫る。瞬間、陽希の身体が赤い光に包まれ先日謙次が助けられたあの人物に成り変わった。
そう、陽希こそ謙次を助けてくれた人物だった。
事情を陽希から聞き、自分にも何かできることはないか打診する謙次。しかし、危険だからと協力を拒まれる。
幼き頃、憧れた英雄(ヒーロー)になれるかもしれない。そう期待していた謙次。現実は甘くないと落ち込んでいると、伝説や物語に出てくる合成獣『キマイラ』のような怪人が謙次の前に現れる。
またも、命の危機に瀕したその時、陽希が駆けつけ対峙。しかし、相手の怪人は強く陽希でさえ倒せなかった。命辛々で逃げ延びた謙次と陽希。
謙次は、必死の思いで陽希に強く訴えた。
「もう、守られるだけは嫌だ!! 俺も誰かを助け守りたい!! そのために死ぬんなら本望だ!!」
謙次の強い意思に打たれ、陽希はその身を超人へと変身させる『鋼刄装甲(メタルギア)』を託した。
二人、力を合わせ強大で凶悪な『キマイラ型』の怪人を倒しに行った。激闘の末、二人の合わせ技で『キマイラ型』の怪人を見事倒した。
闘いの後、これからも平和を守っていく事を決意し陽希と共に闘い続ける事を選ぶ謙次。
こうして、この世界の平和は謙次たちの手によって守られて行くのであった。
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