仲間

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試合後、僕たちは悔しくて涙が止まらなかった。 涼太と玲奈も涙を流していた。 監督が、よく頑張ったと僕たちをほめてくれた。 僕は、涙をぬぐって、皆にお礼を言った。 「皆、今までありがとう!  皆のおかげで、決勝戦まで勝ち進むことができたと思う!  甲子園に出場できなかったのは悔しいけど、僕は後悔していないよ!」 すると涼太が、 「大切な時期に、怪我をして大会に出ることができなくなってしまって、ごめんなさい!  でも、僕が試合に出なくても、皆は十分頑張ってくれて決勝戦まで勝ち進むことができた。  僕は、とても嬉しいよ!」 と話してくれた。 僕は、この野球部で出会った部員は、僕にとってかけがえのない仲間だと、あらためて感じた。
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