仲間

5/10
前へ
/10ページ
次へ
僕は練習中、部員の皆に厳しく接するようになっていた。 練習メニューもほとんど休憩時間を取らないような、過酷な練習になっていた。 このため、僕と部員の間には、変な溝が生れてギクシャクとした関係になっていき、さらに部員の皆は疲弊しきっていた。 全ては、僕が甲子園に行きたいばかりに、焦ってしたことである。 僕は、どうしたらいいのか、途方に暮れていた。 そんな時、監督が僕に話しをしてくれた。 「厳しくして、皆を引っ張っていこうとしても、なかなかうまくいかないものだよ!  そうではなくて、部員一人ひとりが自ら甲子園に行きたいという気持ちを持って一致団結しないと、チームとしてまとまらないよ!」 僕は、どうしたらいいのかわからず、監督に質問した。 「僕は、どうしたらいいのでしょうか?」 すると監督は、 「ミーティングをして、部員の皆と率直に話をしてみることが大切だと思うよ!」 とアドバイスしてくれた。 そういえば、最近部員の皆が集まって、きちんとしたミーティングをやっていないことに気が付いた。 僕は、監督のアドバイスの通り、ミーティングをしてみようと考えた。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加