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「おぎゃあ...おぎゃぁぁ......」
二つの産声が寝室をこだまする。
「リン様!おめでとうございます!元気な双子の兄妹ですよ!」
助産師は取り上げた双子を抱えこちらに見せしめた。
しかし赤子をみた母親の表情は安堵でも、疲労困憊したものでもなく真っ青に血の気が引いている。
「ま、まさかとは思っていたけれど、、本当に双子だなんて...
隠してっ!!早くその子をどこかに隠すのよっ!!」
そう言ってリンは最後の力を振り絞るかのように妹の方を指差した。
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