エピソード1 南京錠

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「あの人は掟に従って、絶対にこの子を処分しようとする、、、 産まれて間もない、なんの罪もないこの子を、、」 しばらくして体力が回復したリンは寝室で目を覚ましていた。 そして今もなお、名前もまだ無い自分の娘を抱き抱え泣いていた。 「なんとかしてこの子を生かしてあけだい、でもこの屋敷に私の味方をしてくれる人は1人もいない。」 リンは娘が生存する可能性のある方法をなんとか模索するが、南波に嫁ぎにきた自分の状況では絶望的であった。 「もう、この子を見捨てるしか、、 ごめんね、私じゃあなたを救えない、、 、、、っ!!?」 諦めかけていたそのとき、 リンは目の前にある彫刻を見て思い出す、南波家の伝説が象られたそれを見て、、 「......これしかないわ」 リンは覚悟を決めた顔で、娘をその場に残し寝室を出た。
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