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「あの人は掟に従って、絶対にこの子を処分しようとする、、、
産まれて間もない、なんの罪もないこの子を、、」
しばらくして体力が回復したリンは寝室で目を覚ましていた。
そして今もなお、名前もまだ無い自分の娘を抱き抱え泣いていた。
「なんとかしてこの子を生かしてあけだい、でもこの屋敷に私の味方をしてくれる人は1人もいない。」
リンは娘が生存する可能性のある方法をなんとか模索するが、南波に嫁ぎにきた自分の状況では絶望的であった。
「もう、この子を見捨てるしか、、
ごめんね、私じゃあなたを救えない、、
、、、っ!!?」
諦めかけていたそのとき、
リンは目の前にある彫刻を見て思い出す、南波家の伝説が象られたそれを見て、、
「......これしかないわ」
リンは覚悟を決めた顔で、娘をその場に残し寝室を出た。
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