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まだ生まれたての赤子が屈強な男に立ち向かうような、それほどの違いをまざまざと見せつけられた。畢竟、神々の戦意は完全に消失し、そのまま200年余りの時が流れた。
「そんなに経つか……。まほろばを人間たちに支配され、何もかもが変わってしまった」
そもそも耀たちは、寿命がなく、まほろばに存在する"理"さえ守っておけば、永遠の命を手にすることが出来ていた。凪いでいて何の変化もない日々は、時として退屈だ。羽目を外したくて、時折、その理を破る者がいた。神同士で争い、傷つ合う。そればかりではない。人間など異種の生命に直接干渉することも理に触れる。
理に触れると、瞬く間にその存在自体を抹消される。猶予なんかない。"刹那"と言う言葉がそのまま当てはまる。
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