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種類の少なさにボヤくとブレスが話しかけてきた。
「まぁ属性とかが解放されれば動物や近くの川で魚も取れるし、検索能力使えば山菜とかもとれるだろ!最初はそれで我慢しろやっ!」
「あっそか…よぅしっ食事が終わったら続き頑張りますかっ!あっねぇ、モップとかだせる?」
そんなこんなで美味しいご飯を食べるためにもフラフラになりながらも和風の屋敷の廊下は全てピッカピカに磨きあげた。艶のある木目が美しい板張りの廊下だ。
夜も更け始めたので夕飯も食べたかったが、力尽き廊下に突っ伏しているとブレスレットが緑の光を発した。
「ふぇぇ………」
ビックリしたけど体力が限界すぎて変な声しか出ない。
『カゼゾクセイカイジョ
マリョクタイリョクビボウジョウショウ』
機械的な声がそう言うと緑の光は私の中に吸収された。
「かぜ…属性……?私、魔法、使えるの?やったぁぁ……………」
そのまま私の意識は睡魔に負けた。
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