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僕が恐らく人生で二度目の失恋をしたとき、多分笑ってない子供もいたんだと思う。
今にも泣きそうな顔で、送ってくれたお母さんに手を振る一年生もいた。
僕はあの時、何もなかったみたいに、普通に登校した。
みんな、いろいろあるんだ。
朝から怒られた子もいただろうし、学校が嫌いな子もいたと思う。
でも、僕みたいに、何もなかった顔をしてそこへむかう。
痛くないはずはないんだけれど、泣くことも帰ってしまうことも、なんだか違う気がした。
大人は口を揃えて、子供には未来がある、何にでもなれるっていう。
でも、僕は、あの子の特別になれなかった僕は、そんな自分に納得してしまった。
それが普通なんだってことを。
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