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ーーー今が最高!ーー あの日聴いた曲のこの歌詞が今も耳から離れない あの時の皆の笑顔、声、全てが忘れられない
だから、私もあの人達の様に輝きたい
だからあの日から私も、私達も輝くと決めたの!
「行ってきまーす」
何気ない平和な朝に響く行ってきますの声はまるで1日の始まりを告げる様だった。
朝の通勤する通行人の声、そして朝を運ぶ小鳥の声
その中を私は学校に向けて歩いていく
おっと、まだ名前を言ってなかったね!
私の名前は遠野夢、今日から私は福島の某所にある桜咲高校の一年生になるの!
そしてね。やりたい事もこれでできる
「ゆーーーめーーーーおーーーはーーーよーーーー!!」
考え事をしている私を現実に戻す様に遠くから元気に私を呼ぶ声が聞こえた。
「おはよう!真昼ちゃん!」
「おはよう!夢」
お互いに挨拶を交わすと真昼の背後から更に別の子が「おはよう!夢ちゃん」と言う声が聞こえたので私も挨拶を返す。
この二人は幼馴染の朝倉真昼ちゃんと山田雅ちゃん
二人とは親同士が同級生で親友同士
だから小さな頃からずっと一緒
喧嘩はたまにするけど直ぐ仲直り
「珍しく朝早いね」
と雅ちゃん
「まあね!だって今日は高校に入って初の登校日だもん」
とはしゃぐ私に
「まるで遠足に行く子供だねえ」
と真昼ちゃんが突っ込みをいれる
「だって今日から活動できるんだよ!?」
「あーまだ諦めてないんだねえー」
「当たり前だよ!だってあの日の事がまだ頭から離れないんだよ!?」
「だよね、あの出来事は誰も忘れる事はできないよね」
ちょっと膨れてる私に雅ちゃんからの合いの手が入る
けど直ぐに真昼ちゃんからの反撃も入った
「でもさー私達にスクールアイドルは無理じゃなーい?」
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