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『本社はいったいどうしたいんでしょね。』 総支配人の中澤はなぜかポーカーフェイスのままだった。まずまず厳しい状況のばずだったんだけれど。 『私はどうしたらいいんでしょうね。』 美帆子はどーでもいいようで、どーにかなりそうな気がしながら、ロビーの向こうの海を見ている。 この数日後に行われた聞き取りをもって、それぞれが退職日を決定し本社に報告をした。
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