第1章 愛すべきキャラクターのKさん

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とにかく、そういう煩わしさがイヤで、Kさんは指名しないらしい。 それと、驚いた事に、私と同じ歳だった。 「え~!Kさん、僕と歳同じなんですか?僕はてっきり老け・・・いや、貫禄があるから、年上かと思って・・・。」 「あ!今、老けてるって、言おうとしたやろ!」 そんな調子で、なんか仕事してるって感じは全然しなかった。 でも、しばらくすると、私も指名のお客様が増え始め、フリーで来店されるKさんを施術できなくなってきた。 稼ぐ為には、しょうがないんだけれど、なんか、それが寂しかった。
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