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国の最北端・・・
「恋符、『マスタースパーク』!!」
ズガアアアァァァンッ!!
その頃、国の最北端にて、影魔理沙はそう言いながら、『結界装置』に向けて、『マスタースパーク』を放つ。
「無駄だ。」
が、『結界装置』の護衛に就いていたエナジードーパントがそう言いながら右手で受け止め、『マスタースパーク』を吸収する。
「くそっ!!また吸収しやがった!!」
「フフフ・・・」
「!?」
エナジードーパントに『マスタースパーク』を吸収されたことに影魔理沙は舌打ち混じりにそう言い、エナジードーパントは不敵な笑みを浮かべながらそう言うなか、エナジードーパントの後ろにある『結界装置』・・・として造られたガジェットⅢ型がロボットアームを伸ばして、箒で飛び回る影魔理沙を叩き落とそうとする。
「くっ!!」
スタッ!!
対する影魔理沙はそう言いながら、ガジェットⅢ型のロボットアームをかわしながら、地面に降り立つ。
「はぁ・・・はぁ・・・」
「フフフ・・・貴様にこの『結界装置』の本体として造られたガジェットを破壊することはできない・・・諦めるんだな・・・」
「へっ。悪いが、そういう訳にはいかないんだぜ。」
不敵な笑みを浮かべながらそう言うエナジードーパントに対し、影魔理沙はそう言いながら箒に乗って、再び空を飛ぶ。
「まったく、元は『ジャック』の術者に金で雇われたコソドロ風情が何を血迷ったんだか・・・この国を救って罪滅ぼし、若しくは英雄にでもなるつもりか?」
「・・・確かに私が今までしてきたことはもう許されないことかもしれない。別にこの国を救って、罪滅ぼしになるとも考えちゃいないが・・・あいつは私に立ち直る“きっかけ”を作ってくれた・・・わかるかい?『Xマジンラー』から貸し与えられた怪人さん。あんたにも人間並の心があるのだとしたら、教えてやりたいくらいだぜ・・・」
「ふんっ!!そんなくだらないものに興味はない!!ここで消えるがいい!!」
ズガアアアァァァンッ×2!!
エナジードーパントはそう言いながら、左手の砲台でレールガンを、ガジェットⅢ型はレーザービームを影魔理沙に向けて、同時に放つ。
「私はこの国の、この世界に生きる皆のために戦う!!もう迷わないぜ!!」
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