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「そっちも無事に終わったみたいだみょんね。何処の誰だか知らないけど、助けてくれて、ありがとうだみょん。」
「どういたしまして・・・」
「それで?おまえさんは何者なんだぜ?」
ガジェットを破壊し、エナジードーパントを倒した後、そうお礼の言葉を言う妖夢にそう答える阿号に対し、影魔理沙は首を傾げながらそう尋ねる。
「私の名は阿号。今、この国で起きている内乱騒動の影で暗躍している組織、『Xマジンラー』を追って、別世界から来た者だ。」
「・・・なるほど・・・つまり、おまえも『Xマジンラー』と敵対している関係者かみょん・・・」
「まさか、あいつらの他にも『外の世界』から来た奴がいるとはな・・・ところで、さっきまでここにあったあの『結界装置』は壊せたってことで良いのか?早すぎて見えなかったんだが・・・」
対する阿号からの自己紹介を聞いて、妖夢が真剣な表情でそう言って納得するなか、影魔理沙がそう妖夢に尋ねる。
「そうだみょんけど、まだ西に『結界装置』がもう一つ、残ってるみょん。それを破壊しない限りは『ジャック』の“力”を完全に抑えることはできないみょん。」
そんな影魔理沙に対し、妖夢はそう答える。
因みに南にある『結界装置』(ガジェット)は阿号がここに来る前に破壊してきている。
「そうかい。どうやら『結界装置』を壊すのは私よりもおまえさんの方が向いているみたいだな。」
「西の方には私の仲間が向かっている。もっとも、私もこれから救援しに西へ向かうが」
「それはみょんがやるみょん。だから、真っ黒魔理沙と阿号は街で戦っているみょんの仲間達の方を助けてくれないかみょん?さっきから霊圧が弱くなってきて、心配なんだみょん。」
阿号の言葉を遮りながら、妖夢は真剣な表情でそう影魔理沙と阿号に頼み込む。
「よしきた!!そっちは任せな!!お嬢さん!!この『霧雨魔理沙』がパパっと助太刀しに行ってやる!!」
「私も了解した。その者達の場所を教えてくれ。」
対する影魔理沙と阿号はそう言って引き受ける。
こうして妖夢は西にある最後の『結界装置』(ガジェット)の所へ、影魔理沙と阿号は居住区で未だに戦っているルーミア、さとり、こいしの救援に向かった。
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