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「え?・・・あれ?そういえば、小傘さんがいませんね。ナズーリン。ノゾミさん。小傘さんが何処に行ったか、知りませんか?」
「いや。ボクも知らないけど、何処に行ったんだろう?」
「さっきまで一緒に来てたと思ってたんですが・・・」
(私のあれがトラウマで逃げちゃったのかしら・・・あれだけ散々、咬まないって言ったのに・・・)
「ま、まぁ、彼女のことは置いておいて、あなた達が先に進むのなら、私達も同行させてもらうわ。」
「お姉ちゃん。魔理沙達のことは待たなくて良いの?」
「まだ戻ってきそうにないし、今はこの国を助ける方が最優先よ。妖力の吸収が弱まってるのは『結界装置』を破壊していってくれているからだと思うけど、『結界装置』を全部、壊しても『ジャック』の効果範囲が狭まるだけで『ジャック』を完全に封じたとは言えないわ。影魔理沙の話では一人くらいは操れるらしいし、最悪、追い込まれても聖一人を『ジャック』で操って、人質にすることもできるわ。」
「なっ!?そ、それは本当ですか!?」
「急ごう!!寅丸!!手遅れになる前に!!」
「えぇ!!そうです!!って痛たた・・・また・・・頭痛です・・・」
「本殿に近づくにつれて、酷くなってきている・・・また『ジャック』に支配されないよう・・・気をしっかり持とう・・・」
「やっぱり、無理せずに休んでいた方が・・・」
「・・・これ以上、夜見さんや皆さんに迷惑をかけられませんから・・・もう少しだけ頑張らせてください・・・」
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