影アリスの正体

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「ほんと、皆、誰かのために頑張るって好きだねぇ~~~」 「キミは違うのかい?」 「私はいつも、好き勝手やってるだけだよ。この国を救うのなんて、ぶっちゃけスィーツ目的だし♪」 (キミ、バカじゃないか?ってツッコミたいけど・・・面倒くさいことになりそうだから・・・敢えて黙っておこう・・・) 「じゃ、じゃあ、スィーツ以外でキミにとって大切なものはあるかい?物じゃなくても、友達とか家族とか・・・」 「な、ないね!!天才の私はそういうの興味ないからな!!他の奴のことなんかどうでもいいし!!」 若干呆れながらそう尋ねるナズーリンに対し、シュガーはぎこちない笑顔でそう答える。 「ふぅーん?そうなんだ・・・ボクにはいるよ・・・信頼し合える大切な友達・・・まぁ、もう殆んど家族みたいなものだけど・・・その子が頑張るから、ボクらも頑張れるんだ。今も、これから先も、ボクらの夢を叶えた後も・・・」 「・・・」 「私も大切な家族や友達はいるもの。あなた達の気持ちはわからなくはないわ。」 「あのナズーリンがここまで成長してくれて、私も嬉しいです。」 「寅丸。泣くなら聖を助けてからにしてよ。」 「あぁ、ずいまぜん。私は・・・あなだ達が頑張る姿を・・・いつも見でいだので・・・び、聖もぎっど、喜んでぐれまずよ・・・」 「はいはい・・・そのためにも、ボクらも協力して、聖を助けなきゃね・・・」
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