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回想、『影の国』、地下・・・
「よぉ。そこの可愛い姉ちゃん。命が惜しければ金目のもん、出しな。」
「「「「「「「へっへっへっ・・・」」」」」」」
『影の国』の地下にて、七人の仲間を引き連れた一人の不良がナイフをちらつかせながら、そう影霊夢を脅迫する。
「へぇ・・・地下の出身で私のことを知らないなんて珍しいわね・・・生憎だけど、ゴミに恵んでやるものは持ち合わせていないわ・・・」
「んだと?ゴラァ!!」ガシッ!!
呆れた表情でそう言う影霊夢に対し、一人の不良がそう言いながら、後ろから左肩を掴んでくる。
「気安く触るんじゃないわよ。」
「!?」
ドカァァァンッ!!
が、影霊夢がそう言った瞬間、不良はまるで見えない何かに押し潰されたかのように、地面にめり込むくらいの勢いで倒れ込む。
「がはぁっ!?」
「なっ!?こいつ、まさか、サイキック持ちか!?」
「そういえば、複数のゴミを同時に潰したことはないわね・・・いいわ。あなた達で遊んであげる。何処からでもかかってきなさい。」
仲間の一人が地面にめり込んだのを見て、不良達のリーダーがそう困惑の声を上げるなか、影霊夢はそう言って挑発する。
「くっ!!上等だ!!やっちまうぞ!!おまえら!!」
「「「「「「うおおおぉぉぉーーーっ!!!」」」」」」
対する不良はそう言いながら、残りの六人の仲間と一緒に影霊夢に襲いかかった。
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