お前、俺が好きなわけ？

両片思いな………

後日談…………

「相馬ー！

京と付き合うことになったんだ
両思いだったんだよ？」

「知ってたよ。

お前ら、互いに両片思いって気付いてなかったみたいだから

早く気付かねぇかなー。とか思いながら楽しんでたわ。」

と相馬は意地悪な笑みを浮かべた。

「知ってたんだったら教えてくれてもいいじゃん！」

バンっ！と机を叩くと

「いや、喋ったら面白くないじゃん。

自力で気付いて告ればいいなーって、見守ってたんだから

感謝しろよ。」

「どこに感謝する要素が？」

「相談乗ったろー、アドバイスもしたろー」

もう忘れたのかよ。

と相馬は俺を睨んだ。

「はいはい。

ありがとうね、相馬様。」

へら、と笑ってお礼をいえば

「帰りにコンビによってこーぜ。」

と相馬は笑った。

「あ、ごめん。

今日は京と買い物行くんだー。

明日でいい？」

「ん？おお。

楽しめよな。」

「うん！」