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目を開けると家の中にいた。 昨日の出来事が嘘のようだった。 「夢…だったのか…?」 布団の中に入ってちゃんと睡眠をとっているあたり、よほど疲れていて変な夢でも見たのだろう。 そう思っていた。 そう思いたかった。 窓を開けると、朝日が差し込む。 「ほら、夢じゃないか。」 一言つぶやいて部屋の外に出る。 下の階のキッチンでは、お母さんがご飯を作ってくれているはずだ。 そう思いながら下の階に足を向け、進む。
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