第四章 出会い

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その日の活動の最後に、顧問の先生から注意事項と上級生の挨拶があった。 挨拶は三年生の部長から始まり、二年生となり、あのイケメン先輩の番が来た。 「高野 颯人です。よろしくお願いします」 (ほうほう、高野はやとさんですか) 「高野はモテるから、彼女が欲しいヤツは紹介してもらうといいぞ」 と部長からのツッコミ。 (そっかー。やっぱりモテモテなんですね) 「モテないですよ~」苦笑する高野先輩。 って、その笑顔は反則なんでは! 黙っていると爽やか。笑顔になるとエクボが現れて甘さがプラスされ。 モテないほうがおかしいって。 …なんてツッコミながら先輩の方を見ていたら、視線が合った? 次は一年生か と気持ちを新たにしたところで、副部長から有り難い言葉を頂いた。 「一年の挨拶は本入部が決まったらにしてもらいます。例年本当にやりたいって人は仮入部の半分くらいなので」
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