第四章 出会い

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職員室に鍵を返して、今度こそ帰ろうと 「お疲れ様でした」 と声をかけた。 「あー、お疲れー」 「あ、そうだ」先輩が思い出したように、こちらを見る。 「二人とも辞めるなよ。芹沢?だっけ?お前は特に」 「何でですか」 ニヤリと笑って先輩は言ったんだ。 「お前、顔にすぐ出るから面白い。見ていて飽きねーし」 「ブッ、ハハハ」 隣で吹き出した洋輔を小突いたのは、言うまでもない。
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