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「……気持ち悪くないんですか?」
「何が?
男同士って事か?」
俺は黙って頷いた。
「俺は元々そういうの気にしないし。
今回は偶々それが俺の親友と、可愛い後輩だった。っていうだけだしな」
そう言って頭をポンポンしてくれて。
「ありがとう。先輩」
「で?」
「……実は」
俺はあの時のイライラの原因を話した。
後輩に女と同等に見られたこと。
キスされたこと。
吉田さんに可愛いと言われたこと。
高野先輩に無防備だと言われたこと。
そして何より
「高野先輩に『いつまでも守ってあげれない』って言われた時、男として対等に見られてないのかなって。
俺、女じゃないのに。
そんなに頼りないのかなって……」
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