第五章 入部式

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片付けをしていると、部長が高野先輩と側に来た。 「ごめんな、芹沢。ちょっとやり過ぎた」 「先輩、酷いですよー。俺、超恥ずかしかったんですからねー」 「いやあ、高野がさ。芹沢真面目だし、表情がコロコロ変わって面白いですよって言うからさー」 「先輩…」ちょっと高野先輩を睨んでみた。 「悪い、悪い。帰りにアイス奢るからさ」両手を合わせる先輩。 本当に悪いって思ってるのかなあ。でもアイスは食べたい。 「じゃ、カップのお高いヤツで手を打ちます」 「オッケー」 俺も先輩も笑顔だった。
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