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「もう十分ならされてるんだろ?花壇は――」
卑猥な言葉と同時に
ピシリ。
「アアッ……!」
笑いながら
クリスチャンは僕の尻を打つ。
「そうだ。パールの指輪を嵌めて欲しいか?」
「……え?」
聞き間違いじゃなかった。
「気持ちいいぞ?」
甘く囁くとクリスチャンは
「なっ……」
右手の中指に大粒の真珠の指輪を
ゆっくりと嵌めて見せる。
一瞬の空白。
「僕はいつもこいつで花壇を耕すんだ――」
ゴクリ。
僕の喉が鳴った。
危険な調教師は恍惚として
グリーンの瞳を細める。
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