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階段を上り切った僕を
思いきり両手に抱きしめ
「大歓迎さ」
「え……?」
思いのほか友好的に言った。
「こんな可愛いベイビーなら」
推定185センチ。
「ベイビー……?!」
馴れ馴れしく僕の髪を撫でながら
「君のこと」
頭一つ高いところで
「なんて可愛いいんだ」
クリスチャンはうっとりと囁く。
何がどうなってる――?
僕は戸惑いを隠せず
彼の腕に抱かれたまま。
「どうした?そんなに見とれて」
「……」
間抜け面で
綺麗な顔を見上げることしかできない。
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