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祭りも終わり、結局結果は職員会議後に後日発表と言うことで解散となった。
「今回、初めて“鉄人祭り”をやってみたが、どれもこれもが秀作であったな」
「はい。先生方の鉄人ぶりもなかなかのもので、初めて草原で肉食獣に追われた時のように、久しぶりに血が騒ぎました」
教頭は柔らかい物腰で笑っているが、そんな悠長に話せる内容ではないはずなんだが……
「“暴れ尻太鼓”は良かったのだが、もうひと味……何かもう一つ、欲を言えば欲しかったのう」
『う~ん…』と校長は低く唸る。
「まあよいわ……次回試験時には、間違いなく名前を書けておれば、3点……一人ずつに配れ」
教師たちは驚き、『それはちょっと……』と校長を止める。
「儂は面倒なことは嫌いだ」
「……と言うことで、先生方。申し訳ありませんが、よきにはかって下さい」
諦め顔の教頭が、教師たちを宥め校長に続いた。
「仕方ない……この学校だからな」
「やっぱり、絆愛らしいでおじゃるよ」
教師たちもなんだかんだ言っても、学校も校長も好きなのだ。
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