月に叢雲 花に風(つきにむらくも はなにかぜ)

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夜――― 「君の尻が忘れられない」 「俺も……あの“バチ”の感触が忘れられないんだ」 今回の祭り、またカップルを産んだようだ。 「慎之助ぇー!!なんで逃げるねん!」 寮のこちらの部屋では、千聖が慎之助を皮鞭で縛り上げ、どっかと腹に馬乗りになった。 「無理だ!俺にあのキャンパスができるはずがないだろう!」 「わからんやんか!俺がバチ担当してやるから」 「いや……そんな小さいの、バチには…………あっ!?」 「ちっさてもええて言うたやんか!そんだけデカイのが好みやったんかっ!!」 うっかり口が滑り、千聖を怒らせた慎之助は、千聖の機嫌をよくするのに三日かかった。 嗚呼…絆愛、嗚呼…絆愛… 絆愛高校ぅぅぅ…ドンドコドン □おわりんご□
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