第一章
3/18
読書設定
目次
前へ
/
247ページ
次へ
綾子にとって、六年間の交際を経た祐司とのそれは一種の行事に過ぎなかった。 「ごめん、俺明日早いんだ」 「ん、何時?」 「七時半には空港に着いてなきゃいけないから……五時起きかな」 「わかった」 起床時刻を考えて、二十分で事を済ませれば五時間の睡眠時間を確保出来る。スムーズに、滞り無く行事を終える。 それが、綾子に課せられた使命ともいえた。
/
247ページ
最初のコメントを投稿しよう!
554人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
1,348(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!