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あとがき
最後までお読み頂きありがとうございます。
第1回女詩会から参加させて頂いております青砥と申します。恋、白に続く今回のテーマは「雨」です。
青砥が3歳の時に突然この世を去ってしまった祖父のお葬式の日は灰色の雲が重くたれ込み空から雨がとめどなく流れていました。
暗い空をじっと見つめていると「お空も悲しくて一緒に泣いているんだね」と母はそう言って優しく青砥の頭を撫でてくれました。
一番鮮明に覚えている一番古い記憶です。
それから青砥にとって雨は空から降る涙に変わりました。その感覚は今でも変わらず詩作にも若干影響を及ぼしているようです。
今回は4篇中2篇がドラゴ○ボール方式です。(改)を新作でふんわりサンドしてみました。第1回女詩会に参加された皆様にはもうお馴染みですよね←え
よもやの確信犯です。
いつもさらっと全篇解説していたのですが今回は『full noise』を。溢れる雑音という意味ですね。
心地良い音というのは人それぞれ違うと思うのですがある人にとっては何も感じないようなことが青砥にとっては重要なことだったりします。
雨のように静かに優しく降りつもる音。
自分だけが聴き取れる大切な人の1/fのゆらぎ。
少しでも何かを感じて頂けたら幸いです。
最後にこんな素敵な女詩会をまた開催して下さった美月さんに最大級の感謝と尊敬の念を込めて
6月某日 青砥あお
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