誰か助けて

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志保は今の会社を辞めて一旦大阪に戻る事にした。 それから、病院の支払いは里美が父親に電話をして現状を話すと、父親は自分が支払うと言ってくれた。 それを聞いた里美はほっと胸をなでおろしていた。 ああ、良かった、何とかなった。 と内心思いながら、里美は、あの夢は、父親が今私の抱えている問題を解決してくれると言う事だったのね。 と後になって理解した。 志保の膵炎も懇意にしていた医者にIVHを施行し高カロリー輸液を入れてもらって膵炎の治療の結果、志保の膵炎3か月もかかってやっと完治したのだった。 恋人の恵介と志保は浮気が原因で別れたのだった。 病気をした志保をほったらかしにして恵介は別の女性と付き合い始めていた。 志保は、これでよかったと言う。病気の彼女を捨てるような男は碌な奴じゃない。 里美も頷いていた。              終わり
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