第1章
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背はちいさくて、物静かで。 あたまがよくて、学級委員なんかやってて。 そんな彼。 活発でうるさくて、テストなんかカンニング常習犯で。 ぶこと、楽しいことであたまいっぱいの。 そんな私。 だから、そんな彼――〆(しめ)くんから、デートに誘われた時は、 びっくりした。 びっくりしたけれど、嬉しかった。 だって私も彼に、仄かな思いをよせていたのだから。
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