第1章

5/46
前へ
/46ページ
次へ
待ち合わせ場所は、近所のボウリング場。 どこに行く? と、〆くんが投げかけてきたので、身体を動かすことが好きな私は、即座にそこと応えたのだった。 (部活も私は体育会系のソフトボール、〆くんは生徒会だったのだ) 私服も、はっきりと思い出せる。 彼は真っ青なワイシャツに、黒いパンツ。 まるで学生服のようないで立ちだった。 それも可愛らしくて、私は胸をきゅんきゅんさせたものだった。 そこまでは、幸せな記憶。
/46ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加