第1章
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私が見て回るゲームを、〆くんが後からそっとついて歩く感じだった。 場内がうるさいから、といった理由だけで会話がなかったわけではない。 学校の外で、私服で、ふたりきりで会うということに、お互い緊張と照れがあったように思う。 私は男の子とふたりきりで、遊びに出るなんて初めてだったし、〆くんにとってもきっとそうだったに違いない。 私と彼の間には、微妙な空気が流れていた。 どちらからとも、話すことなく。
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