第1章

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ただ、黙って、ゲームコーナーをぐるぐるぐるぐる。 やがて、それに疲れると、空いている休憩スペースに座った。 それも、それぞれ離れた場所に。 ジュースの一本も買えないで。 やがて、場内アナウンスで、私たちのボウリングのレーンが用意されたと呼び出された。 よし、空気アゲアゲで行くぞ! と、気持ちを入れ替えたけれど。 その日に限って、私はガターを繰り返すし、〆くんはベストスコアが 100くらいだった。 ハイテンションになることも、ハイタッチもなく。
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