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Ridのビル。
日本には支部を含め、23社。
世界を含めると70社ほどある。
そのうちの支部に俺達は所属してる。
ちなみに本部はアメリカにあり、俺達と同じように多くの人間が所属している。
『マダム西田。あなたが探していた猫はこちらでお間違いないですか?。』
煌びやかなアクセサリーをつけ、ド派手な服を着、ふくよかで眼鏡をつけた正にマダムと言ったマダム西田はその猫を抱き上げる。
『おー。この子ですわ。シオンちゃん。シオンちゃん。よく帰ってきてくれましたわ。空野様。小田切様。』
マダム西田は本当に嬉しそうに笑って俺達に感謝を述べた。
俺達は小さくマダムに一礼する。
『いえ。警察は迷い猫の捜索はやってはくれませんからね。僕らと違って忙しいですから。でも、見つかってよかったです。』
そう言って白馬はニコリと笑い、俺達はその場から去っていく。
マダムの感謝の視線を後にして。
『お前ら。今から仕事か?。』
社内にある休憩所からコーヒーカップを持ち、コーヒーの香りを漂わせてこちらに近づいてくる女性。
『あ、利津さん。おはよう。いえ、依頼をひとつこなしてきたところなんだ。』
白馬はそう笑顔で言った。
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