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まぁ。雪夜本人からしてみれば、甚だ『不本意』なことであろうが、今では『定着』してしまっている。
―暫くすると、雪夜の電話相手であった、風紀副委員長の『徳永 史織』が、他の委員を引き連れてやって来た。
史織
「ゆっきちゃ~ん、遅くなってごっめーん!うわぁお、見事な『ゴリ男くん』達だこと♪」
史織は、緊張感なく『懲りないお馬鹿さん達だね~』 などと、楽しそうに呟いている。
雪夜
「その呼び方はよせ、史織。そいつらを頼む。あぁ、そっちのお前は、その生徒を寮まで送ってあげてくれ。恐らく、まだまともに歩けんだろうからな。」
雪夜は柳眉を寄せ、腕組みをしながら、そう指示を出した。そして、未だ昏倒したままのゴリ男達を睨み付けている。
史織
「く~るくるったら、く~るくるっと♪はぁ~い、5名様、『反省室』に、ごあんなぁーい!」
史織は常備していたロープで、ゴリ男達を楽しそうに縛り上げると、ズルズルと引き摺って行った。行き先は、風紀室内にある『反省室(防音完備)』だ。
『反省室』とは名ばかりの、『拷問部屋』に近い。雪夜の指示の元、風紀委員から『キッツ~い灸』を据えられるのだ。
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