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全てに於いて、『チート』な雪夜。言うなれば『オールマイティーな天才型』なのである。持って産まれた『才能』と、雪夜自身の『努力の賜物』なのだけれども……………。
唯
「それ、雪君だけだと思うよ。僕、『料理』出来ないもん。したこともないし。」
史織
「そりゃ、そうでしょ。唯ちゃん家は、使用人とかいるから、自分でやる必要ないじゃん。まぁ、雪ちゃんもだけどね。」
雪夜は、とある大財閥の『後継者』だ。実家には、リアルに執事やメイドが大勢いるのである。
雪夜
「俺のは『趣味』だからな。やってみれば、結構、楽しいぞ。」
楽しそうに笑う雪夜は、普段の大人びた雰囲気はなく、『幼く』見えた。一般家庭に生まれ育っていれば、それが雪夜の『素』だったのだろう。
―暫くして、運ばれてきた料理に、箸(フォーク)をつけようとした時だった……………
―きゃああぁぁっ
雪夜と唯の時よりは小さいものの、黄色い悲鳴のみが響いた。女子力がハンパない。
チワワ1
「きゃあー、水谷様ぁ~!」
チワワ2
「嘘っ?!神原様まで、ご一緒なの?」
チワワが不思議がるのも、無理はない。
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