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「うは~」
芳樹のため息に
朱里も苦笑いでいた。
最も過酷な条件を
身に負って
生まれてくる者がいる。
だが、それは
その条件を
クリアできるからこそ
付けられているのだ。
「付き合いたいって
ことですか?この二人」
「お友達状態で、
付き合うのかも
まだわからないけれど
無下にするのも
気が引ける、
どうしたらいいの?って
所かな」
「そうですねぇ、
この星の人は
優しいからなぁ。
優しくて我慢し過ぎて
壊れるって教わりました」
朱里は頷いて
盤を見ながら言った。
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