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香織の家に着いた。
私はここで、あんなことが起こるなんて思っていなかった。
香「楓。私の家に着いたよ。さぁ、入って。」
楓「おじゃまします。」
香「私、1人だけだからそんなこと言わなくてもいいのに。」
香は、小さい頃に両親を亡くしている。なので、高校生だが一人暮らしだ。お金に関しては、親戚に出しもらっているらしい。
香「じゃあ、部屋に居て。お菓子とジュース持って来るね。」
楓は、部屋のテーブルの前に座った。
楓「香織は、頭いいのに、なんで勉強なんて教えないといけないんだろう。」
香「お待たせ。」
香織が持ってきたものを置いた瞬間、私のわき腹に違和感が走った。
楓「香織何かしたの?」
私は、わき腹に手を当てる。その手を見ると血が付いているようだ。次の瞬間、痛みが走った。
楓「痛い。香。助けて、お願いだから。」
そうだ。これは、私が毎日見ていた夢に似ている。というか、そのままだ。私は、香織に刺され、助けを求めていたのだ。
香「楓は、私の物よ。楓は私から離れないの。私が、離れさせない。だから、こうして殺して、ずっと一緒にいるの。好きよ。楓。」
そこで、私の意識は途切れた。
私が、目覚めたのは病院だった。それも、一週間たっていたようだ。
私が、帰ってこないから親が心配して香織の家に来たそうだ。そしたら、私がわき腹から血を流して倒れているところ見つけたそうだ。
香織はというと、警察に逮捕された。その後はどうなったのか分からない。ただ、意味の分からないことを言っていた様だ。
アナタが見ている、夢はいつか現実のものとなるかもしれませんよ。
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