0人が本棚に入れています
本棚に追加
「それじゃぁ自己紹介も終わった事だし、ブリーフィングルームへ行こうか。」
吉田が歩きながら言った。
吉田、ユウ、ジェシーの順でまた狭い通路を歩く。
すれ違う兵達がその場で足を止め敬礼をする。
「ユウ、悪くないだろう。兵達はみな足を止め敬礼をする。なぜだかわかるか?」
ジェシーが後ろから声をかけユウが返事をする。
「・・・さぁ・・?」
「フッ・・それはな、私達が一番死に近いからだ。これは昔からの習慣みたいなものだそうだ。幾人もの兵士が、仲間が戦地で墜ちた。
お前も歴史で習っただろう。この戦争や、過去の戦争の事も・・・」
この戦争・・・第2次鉄機戦争
第一次戦争はおよそ80年前になる。
WW1、WW2、WW3と戦争は止まる事はなかった。
戦争が回を重ねるごとに人類は兵器について様々な開発をした。
核ミサイル、無人戦闘機、衛星軌道爆撃、超電磁波動攻撃
それらは幾人もの人を殺し、潤してきた。
最初のコメントを投稿しよう!