ままにならぬが浮世の常-2-2

14/25
前へ
/25ページ
次へ
「えっ?いや!どうしてそ…」 『あんなふうに男の人に甘える春妃ちゃん、初めて見たぁ』 「甘えっ…マジ…や!私全然覚え」 『めちゃ可愛くって私までキュンキュンしちゃったぁ!間宮さんの腕掴んで離さないんだもん』 話を聞けぇええ! 先輩テンション高いよ! てか、まじでか! 私から甘えていったってこと? 聞かされた事実に打ちのめされていると、更に先輩から畳み掛けられ言葉を返す余裕もなくなる。 『それでごめんね!昨日会社の人に会って…私間宮さんと春妃ちゃんのこと話しちゃったの、すごく嬉しかったからつい。ごめんね…矢野さんに怒られちゃった。』
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1599人が本棚に入れています
本棚に追加