ままにならぬが浮世の常-2-2

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「課長と相田さんからお祝のお言葉」 「え?」 と首を傾げたと同時に、アップで携帯の液晶画面を見せ付けられる。 そこには課長の名前と、送られてきたらしいメッセージが表示されていて。 『間宮と倉本、よく似合ってるよ』 ……ちょ、泣きそうなんだけど。 「傷付くな傷つくな。いまさら」 鬼か! 画面の向こう側にいる男を睨みつければ、へらりと笑われる。 殴ってやりたい衝動を抑えつつ、再度携帯に目線を戻せば。 『さやかも喜んでる。春妃ちゃんをよろしくねって伝えてくれって』
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