女の専売特許とは

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丈も短すぎず長すぎず。 品のあるワンピースで、自分で言うのもなんだけど。 うん、悪くない。 先輩にも見てもらおうと、更衣室のカーテンを開けた。 「せんぱぁい!どうです……うわっ」 「いいんじゃね?」 開けた先にいたのは間宮だった。 「なんで?!」 「相田さんなら他の見に行った」 指さされた方角を見ると、仲睦まじく洋服を見る先輩と矢野さんが居た。 「あぁぁああ……」 見て欲しかったのに。 名残惜しく見つめていると呆れたような声で間宮が言う。 「お前、矢野さんってより相田さんにべったりだよな」
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