女の専売特許とは

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「何。どっちも大好きだけど」 「社内で他に友達いんの?」 言葉に詰まって、ぐっと喉から変な声が出た。 痛いとこ、つくんじゃない。 「関係ないでしょ」 シャっと勢いよくカーテンを閉めた。 先輩に見てもらおうと思ったけど………。 仕方なくそのまま脱いで元の服に着替えた。 案外気に入ったけど…どうしようかな。 せっかく先輩が勧めてくれたんだし、買っちゃおうか。 悩みながら再びカーテンを開ける。 「…まだいたの」 「待ってたんですが」 更衣室を出ると、まだそこに居た男。
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