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これ以上はないってくらい、顔を顰める。
それを見てか原口さんは、また可笑しそうに前かがみになって笑った。
今日は散々動揺させられたからであってイライラさせられたからであって。
断じてベタ惚れとかそんなんじゃない。
もしや、今日に限らず私達って傍から見ていれば常にそんなふうに見えるのだろうか。
思えばまたイラっときそうになってひと息にビールジョッキを傾けた。
「まぁまぁ。でもそれでわかったわ、倉本さんが間宮さんに相談しにくそうにしてた理由」
「でしょ?普段まったく連絡取り合ったりもしないのにそんな話できないし」
「確かにね。ってか、相田先輩はもう日曜の件以前の問題だからほっといてさ、他の二人の先輩にはちゃんと言えばいいんじゃない?ボランティアで同行支援してただけなんですって」
「ん………んー…」
「何、ダメなの?」
「あんまり良い風にとってもらえたことないから。それに、こういう悪い印象もたれてる時って何言っても無駄」
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