背伸びー2

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藤森先輩を先に送ったら、その後は二人になっちゃう。 私は単純で単細胞。 テーブルの上の誰のともわからないグラスに手を伸ばした。 中はおそらくビール。 それを一気に喉に流し込む。 それが終わると、すぐ隣のグラスを手にして透明な液体を飲み込んだ。 マズ。 二杯目のそれは苦手な焼酎だった。 飲んでる途中から気分が悪くなりそうだったけれど、何とかグラスを空けた。 「高遠くん!?何をしてる?」 部長が驚くのも無理はない。 私てば、もうやってることがメチャクチャだ。 「…気持ち悪い…です。」 私は高級腕時計が光る部長の腕にしがみついていた。
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